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2015年 05月 20日
大島小学校 3年生 勉強会 
小学生の子供たちから三条祭り、天狗様の質問が来てました。

三条祭りと天狗様       


Oどうして祭りがあるのか?
どこの町、村にも祭りがあり、食べ物が沢山採れるように神様にお願いをし、秋には、野菜や魚が沢山採れた時には「神様にありがとう」とお礼をする事が、祭りの始まりと言われております。

O三条祭りを見た人手をあげて・・ポスターを見ながら
エートマカセと大きな掛け声を掛けて進む 先供・・奴さん 三条祭り
村上藩主内藤信敦が今の国会議事堂で大きな役目を受けたことを祝って始まったとも言われております。
その中でも、今日は天狗様についての勉強会といたします。

O祭りの天狗様は 22名 22名は5月6日から10日間 肉・たまごやラーメンは絶対に食べません。15日お役目が終わって、会長の「ご苦労様でした」の声が聴こえるまで肉・たまごは絶対食べません。
(トリカブト)
・足駄・・一枚歯と二枚歯があります。高さは54センチ+170+50=約3M
一枚歯・・1800g 二枚歯2800g 昔は履物が下駄であった
O何故足駄を履くのか・・昔土の道路で雨が降ると足が濡れるため高い足駄を履いた。祭りでは、悪魔を強く踏みつける為と考えられます。
又、大きな服と大きな赤い天狗の面を付けるからかっこよく見せるため。
全国でもめずらしい足駄です。

O天狗様の顔が何故赤いか?と何故鼻が長いのか(大きいか?)
悪魔を踏みつけ、悪魔を「此処に来るな」と力を入れている姿です(力を入れると顔が赤くなる)
もし、天狗様の鼻がペッちゃんこだったら、悪魔に笑われてしまうから。

O祭りの出発八幡様からは、二枚歯と赤い衣装で昔から行ってきました。
約200メートルで次の天狗様に終わります・・その時から足駄は一枚歯に変わります。200~300メートルで交代します。八幡様から田島諏訪神社行きます。
二枚歯は重く疲れ、一枚歯で進みます。

天狗様は一人では歩けません・・必ず脇に二人付きます。
「天狗様が転ぶと火事になる」と言われていますので絶対転ばないようにしっかり支えます。
昔、三条に大火事が三度ありました。いずれも5月であり空気が乾燥しています。又、家の造りも、屋根は燃えやすい、材木の皮を屋根に、家の周りも、木の板で囲いました。今は瓦や鉄板でつくります。気を付けるように注意言葉です。

O後ろの行列の意味はなんですか?
天狗様は、大事な神様が入っている御神輿を先導(道案内)します。
天狗様の後に必ず神輿が付いています。・・其のあとに、八幡様をお守りする宮司さんが付いてきます。

最後に、笛・太鼓が付いてきます。
演奏は京都の祇園祭りと同じ演奏です・・京都に見習ってきました。
演奏の中でも、本町四丁目のお蔵橋から北三条通りまで、演奏が代わります
それは、侍の時代昔陣屋(市役所)があり、感謝の気持ちを表しております。
三条の祭りは、八幡様を出発して~田島諏訪宮まで行きます
行って帰るまでの距離は約8キロ~10キロ

八幡様に戻ってきてから舞い込みを行います。
子供たちが健康に育つようにと、八幡様の周りを三回まわり、拝殿に上がり
天狗様が子供たちの頭を撫ぜながら「良い子に育つように」と願いを込めて
終わります。

O15日の祭りに参加する人は450~500人の大勢の協力で祭りがおこなわれます。三条市民が幸せに暮らせるように、皆で祭りに参加してください。

最後に天狗様になれ人は、男の人で20歳以上です。人をいじめたり、先生を困らせたり、警察に捕まる事をした人はなれません。
女の人は残念ながら天狗様にはなれませんが、天狗様のお嫁さんになれます。

by ishizaki-kenzan | 2015-05-20 11:59


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