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2015年 12月 21日
余命一ヶ月(15) 
四十九日法要

葬儀の後、妻の訃報を知った駆けつけられる人たちに
応対の日々が続く。
見えられる人々の言葉「先日まで事務所に仕事をしていたのに・・
「6月一緒に旅行を行ったのに」「この間買い物で立ち話をしていたのに」
の最後に「あんなに元気そうだったのに」の言葉が付いていた。

菩提寺の都合により11月22日に四十九日法要を執り行う。
菩提寺住職様も認める、語呂合わせで「良い夫婦いいふうふ」の日に
法要を済ませる。
妻の兄弟、私の兄弟、この度の葬儀取り込みに私の指示に惜しみなく
行動を共にしてくれたことに感謝の意を告げた。
日々留守になる為、この日に納骨も収める。

兄弟も引き取られ一人祭壇の前に座ったが、御骨の無い空間が
私の心にポッカリと穴が開いたような心境になった。
正に魂が抜き取られた瞬間の様でもあった。
同時に、頬を濡らすものが流れてきた。
娘の心境いかなものか?私以上に悲しいのであろう・・・。
妻に誓う「娘、暁子とこれからも仲良く暮らすからな」と言い合掌する。

あれこれ80日の日々が過ぎようとしている。
時の慌ただしさから、漸く自分らしい生活環境に戻りつつになった。
年の瀬に何かし気忙しさも加わるが、体調だけは十分注意をしたいものと
インフルエンザー予防接種を受けてきた。

by ishizaki-kenzan | 2015-12-21 15:06


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