2018年 09月 10日
人の一生

当クラブの先輩 L金子武雄氏が「わが生涯に悔いなし」の自分史を発刊された。

本人から「出来上がったので時間が有る時に読んでくれ」と渡された一冊の本。

頂いたのは810日前後であった。

お盆前でもあり何かと取り込んでおり、遅れ遅れながらも9月に入り拝読する。

表紙も布張り仕上げ、一見にして上品で重厚感が伝わってきた。

お聞きすれば「90歳の誕生日に間に合わせたい」の意気込みからの発刊。

生立ちの家庭環境から、幼少時代・最初の就職・体調崩して故郷に帰り、再度の就職へと75年有余昔の生活を想い出しながらの文筆。

24歳にしての金物卸業としての旗揚げ・・・時代背景もあり苦労の坂道を夫婦で切り開き、奇遇と誠実が生み出す人間模様。

時に、大病し、あの世のお花畑から目覚める時の家族声に呼び戻される様は、読んで居ながらにして吸い込まれる文の表現力。

読んでいる内に、我が人生とダブル言葉が幾度も重なる、七難八苦の人生路。

ただ、金子先輩と違う点は「私は自身の記憶では、現在75歳にして、二日として床に伏せたことが無い」と言う事ぐらいか。

家業は長男に引き渡し、ご夫婦で気の向くままに、ゆったりと生活を送っておられる様に、3年前に亡くなった妻の写真を見つめ「美知子苦労かけたなぁ」と見つめる写真が歪んでくる。

夫婦揃って暮らしていることが何より勝る幸福感でありたい。


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by ishizaki-kenzan | 2018-09-10 09:39


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